Oct 13, 2021
ビタミン名 | 特徴 | 主な効果 | 主な欠乏症 |
ビタミンA | 粘膜と目のビタミン | 粘膜や皮膚を丈夫にする。視力を調節する。 | 夜盲症、皮膚の乾燥、肥厚、角質化、(乳幼児では)角膜乾燥症からの失明など |
ビタミンB1 | 抗疲労ビタミン、神経ビタミン | 糖分をエネルギーに変える。筋肉の疲労を防ぎ、神経のはたらきを正常に保つ。 | 脚気(かっけ)、ウェルニッケ・コルサコフ症候群 |
ビタミンB2 | 肌と粘膜のビタミン | 主に脂質をエネルギーに変える。粘膜を保護して細胞の再生を助ける。 | 口内炎、口角炎、舌炎、脂漏性皮膚炎など |
ビタミンB6 | 肌のビタミン、神経ビタミン | 主にたんぱく質を別の物質に変えたり、エネルギーを作ったりするのにはたらく。 | ペラグラ様症候群、脂漏性皮膚炎、舌炎、口角症、リンパ球減少症、うつ状態、錯乱、脳波異常、痙攣発作 |
ビタミンB12 | 造血ビタミン、神経ビタミン、成長のビタミン | 赤血球をつくる。神経細胞を修復する。 | 巨赤芽球性貧血、脊髄及び脳の白質障害、末梢神経障害 |
ナイアシン (ビタミンB3) | 皮膚と神経のビタミン | エネルギー作りにかかわる。皮膚のはたらきを助ける。血液循環をよくする。 | ナイアシン欠乏症(ペラグラ) |
パントテン酸 (ビタミンB5) | 代謝改善ビタミン、抗ストレスビタミン | エネルギー作りにかかわる。ストレスへの抵抗力をつける。自律神経を正常に維持する。 | 成長停止や副腎傷害、手や足のしびれと灼熱感、頭痛、疲労、不眠、胃不快感を伴う食欲不振など |
葉酸 (ビタミンM) | 造血と発育のビタミン | 赤血球をつくる。細胞分裂や成長を促進する。 | 巨赤芽球性貧血、(母体に葉酸欠乏症があると)胎児の神経管閉鎖障害や無脳症 |
ビオチン (ビタミンH) | 皮膚と髪のビタミン | エネルギー作りにかかわる。皮膚や頭髪、神経の健康を保つ。 | 乾いた鱗状の皮膚炎、萎縮性舌炎、食欲不振、むかつき、吐き気、憂鬱感、顔面蒼白、性感異常、前胸部の痛みなど |
ビタミンC | 肌のビタミン、抗酸化ビタミン | 皮膚や血管などを健康に保つ。抗酸化作用。 | 壊血病 |
ビタミンD | 骨のビタミン | 骨や歯の形成を助ける。 | 低カルシウム血症、骨軟化症、(小児では)くる病 |
ビタミンE | 血行改善ビタミン、抗酸化ビタミン | ホルモン分泌を調整する。血行をよくする。抗酸化作用。 | 溶血性貧血など |
ビタミンK | 血と骨のビタミン | 出血時に血を止める。骨を強くする。 | 血液凝固の遅延 |