【BEYOND八王子】筋トレにおける物理負荷と化学負荷について

皆さんこんにちは！BEYOND八王子店トレーナーの斉藤です！

よく「筋トレって重い重量で少ない回数をやるのと軽い重量で高回数をやるのどっちがいいの？」という質問をよくいただきます。

結論…どちらも必要です！！

今回は筋トレにおける物理負荷と化学負荷の違いを学術的観点から解説していきます！

筋力トレーニングにおいて「物理負荷」と「化学負荷」は、筋肉への刺激を分類する重要な概念です。これらは筋肥大や筋力向上のメカニズムを理解するうえで欠かせません。

1. 物理負荷（Mechanical Load）

物理負荷とは、筋肉に直接かかる外部からの物理的なストレスのことを指します。代表的なのはダンベルやバーベルを使ったトレーニングでの重量負荷です。

メカニズム

• 筋線維に対する張力の発生

• 筋繊維の微細損傷（筋損傷）

• 筋衛星細胞の活性化

• タンパク質合成の促進

物理負荷が重要な理由は、筋肉の成長（筋肥大）を促すシグナルの一つである「機械的張力（Mechanical Tension）」を生み出すからです。高重量でのトレーニングやエキセントリック運動が、物理負荷の代表例です。

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2. 化学負荷（Metabolic Load）

化学負荷は、筋肉がエネルギーを生み出す際の代謝的なストレスによる負荷です。軽めの重量で高回数をこなしたり、インターバルを短くしたりすることで発生します。

メカニズム

• 筋肉内の乳酸や水素イオンの蓄積

• 低酸素状態（酸素供給不足）

• 成長ホルモンやIGF-1の分泌促進

• ミトコンドリアの機能向上

化学負荷は、主に**サルコプラズミック肥大（筋肉内のエネルギー貯蔵物質の増加）**に関与します。パンプ感を伴うトレーニングはこの負荷を強く感じやすいです。

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3. 両者のバランスが重要

研究では、筋肥大には物理負荷と化学負荷の両方を組み合わせることが効果的であることが示唆されています。

まとめ

物理負荷と化学負荷は、筋トレの効果を最大化するうえで欠かせない要素です。目的に合わせてこれらを組み合わせたプログラムを組むことで、筋肥大や持久力向上を効率的に促進できます。トレーニングの際は、単に重量を追い求めるだけでなく、代謝的な負荷も意識することが重要です。